ANAマイルを貯めるためのポイントサイトには、実際に稼ぐためのものと、そこからマイルに交換するための中継用として使うものがあります。2018年3月31日までは、ドットマネー(.money)、PEX、Gポイントという中継用サイトを使った比較的シンプルな交換ルートがありましたが、2018年4月以降はそのルートが封鎖され、ポイントサイトによっては複雑な交換ルートになってしまいました。
本記事では、おすすめのポイントサイトの特徴とANAマイルへの交換ルートをまとめてご紹介します。本記事の最後には、交換ルートの早見表もありますので、一番使いやすいポイントサイト探しの参考にしていただければ幸いです。
ANAマイル交換のための有力ルート
現在、ANAマイルへ交換するための主なルートは4つあります。交換率の高いものから紹介していきます。
LINEルート
2018年4月1日以降、ポイントサイトからメトロポイントへの交換手段として、一番交換率が高いのが「LINEポイント」です。 残念ながらLINEルートは封鎖されてしまいました。2022年12月現在一番交換率の高いルートは、次にご紹介するTOKYUルートです。
LINEポイントからメトロポイントへ交換レートは90%ですので、ANAマイルへの交換率は81%となります。
LINEの各種サービスを利用して貯めることができるポイントサービスなのですが、利用するにはもちろんLINEに登録しないとなりません。LINE敬遠派の私も、仕方なくLINEデビューする羽目になりました。
TOKYUルート
一番交換率の高いルートは、2019年6月に登場したTOKYUルートです。
TOKYUルートの良いところは、簡単に高い交換率でANAマイルの移行できることです。
マイルの交換には、「ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカード」が必要になります。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
※悲しいことにこのTOKYUルートも2023年3月末で封鎖されることになりました。
nimocaルート
TOKYUルートが登場するまで2番目に交換率の高いルートだったのが、nimocaルートです。交換率は70%です。
nimocaポイントとは、「ANA VISA nimocaカード」というクレジットカードを利用することによりもらえるポイントで、nimocaルートを利用するためには「ANA VISA nimocaカード」の発行が必須となります。
nimocaルートのメリットとデメリット
nimocaルートはかつてのメインルートであったソラチカルートと違い、交換上限がないところが最大のメリットです。
ただ、nimocaルートには、マイルへの交換が九州(福岡、大分、熊本、宮崎)と北海道(函館)にある交換機からしかできないという、衝撃的なデメリットが付いてきます。
近くにお住まいの方はいいのですが、そうでない方はちょっとした小旅行が必須です。
Vポイントルート
このルートは、交換率は60%とだいぶ下がってしまいますが、予備ルートとして覚えておいてもいいですね。
Vポイントは、三井住友クレジットカードの利用金額に応じてもらえるポイントです。ANAマイルを高還元率で貯められる「ANA VISAワイドゴールドカード」もワールドプレゼントの対象カードです。
↓ANA VISAワイドゴールドカードならマイル還元率も高く一石二鳥
三井住友カード以外にも、下記の銀行系カードでも貯められます。
登録必須の中継用ポイントサイト
LINEポイントやnimocaポイント、ワールドプレゼントに交換するために必要となる中継用ポイントサイトです。自分が利用したいルートに合わせて登録しておきましょう。
GポイントからANAマイルへの交換ルート
Gポイント(1.0)→LINEポイント(1.0)→メトロポイント(ソラチカ)(0.9)→ANAマイル(0.81)
- 1ポイントの価値: 1円
- ポイント有効期限:条件つき無期限(最後にポイントを交換、取得もしくは利用した日より1年間)
- 交換手数料:5%
Gポイントは、多くのポイントサイトのポイントやクレジットカードのポイントを、Gポイントに交換できるのが特徴です。それ以上に、Gポイントからの交換先が非常に多いことが魅力的なサイトです。
ソラチカルートが改悪になってからは、LINEポイントに交換できるこのGポイントが必要となります。一番いい交換率でANAマイルを交換したい人には、登録必須のサイトです。
ただし、お得に交換するために一つ注意点があります。Gポイントは、交換手数料が5%かかってしまうという点です。「1回○○ポイント」といった手数料と違い、多くのポイントを交換すれば、その5%を持っていかれるので結構な打撃になってしまいます。
この交換手数料がかからないようにするためには、ポイント交換申請の前月1日~交換申請月の4か月後末日までに対象サービスでのポイント獲得を完了させる必要があります。そうすれば、取られた交換手数料が戻ってきて、手数料は実質0となります。
Gポイントは、中継用だけでなく、ポイントを稼げるサイトです。対象サービスは楽天市場やホットペッパーグルメなど、たくさんありますので、定期的に何かしらの案件を利用しておいてください。ポイント加算までの時期がサービスによって違いますので、できるだけ期間の短いものを選ぶと安心です。
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PexからANAマイルへの交換ルート
LINEポイントルート
PeX(1.0)→LINEポイント(0.909)→メトロポイント(ソラチカ)(0.8181)→ANAマイル(0.73629)
nimocaルート
PeX(1.0)→nimocaポイント(1.0)→ANAマイル(0.7)
三井住友ワールドプレゼントルート
PeX(1.0)→ワールドプレゼント(1.0)→ANAマイル(0.6)
- 1ポイントの価値:1円(10ポイント=1円)
- ポイント有効期限:条件つき無期限(1年以上ログインがない、または1年以上PeXへポイント交換していない場合)
- 交換手数料:なし
PeXは、nimocaルート・三井住友ワールドプレゼントルートを利用する人には必須のポイントサイトです。有効期限は、年に1回ログインさえしていれば実質無期限です。
PeXにもポイントを稼ぐ案件はあります。ただ、還元率が他より低めなので、ポイントを稼ぐのは他のポイントサイトにして、ここは中継サイト専用として使いましょう。
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ドットマネーからANAマイルへの交換ルート
ドットマネー(1.0)→TOKYUポイント(1.0)→ANAマイル(0.75)
- 1ポイントの価値:1円
- ポイント有効期限:6か月後の月末
- 交換手数料:なし
ドットマネーは交換手数料がないのと、ポイント交換で増量キャンペーンをよくやっているので、ソラチカルートが改悪になるまではよく利用していた中継用ポイントサイトです。
TOKYUルートが新しくできたことにより、ANAマイルへの道が途絶えていたドットマネーがついに復活です。
ドットマネーの注意点としては、有効期限が6か月と短いことです。しかも、増量キャンペーンで獲得したポイントに至っては、付与日の当月月末までという短さなので、いつの間にか付与され期限切れになっていた、なんてことのないようにご注意ください。
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ポイントサイト別ANAマイルの交換ルート
実際にポイントを稼ぐ用のポイントサイトの特徴と、ANAマイルへの交換ルートを紹介します。以下で紹介するサイトは、優秀かつ安心して使えるものばかりですので、これらを活用していくのがおすすめです。(一番交換率の高いLINEポイント経由のルートで表示しています。)
ポイントタウンからANAマイルへの交換ルート
ポイントタウン(1.0)→LINEポイント(1.0)→メトロポイント(ソラチカ)(0.9)→ANAマイル(0.81)
- 1ポイントの価値: 0.05円(20ポイント=1円)
- ポイント有効期限: 条件つき無期限(最後のポイント獲得日から1年間)
- 交換手数料: なし
ポイントタウンは、大手GMOグループのGMOメディア株式会社が運営しているサイトです。
ここは、紹介制度に定評があります。紹介制度といっても、紹介した人、された人に紹介ポイントが付与されて終わり、ではなく、自分が紹介した会員がポイントタウンでポイントを貯めると、その50%がポイントタウンから紹介者である自分にも付与されるのです。
そして、ポイントタウンには「ポイントタウンツールバー」という注目の機能があります。これはGoogle Chromeの拡張機能で、インストールしてYahooショッピングなどのショップにアクセスし、サイト上部に表れた「ポイントGET機能をON」をクリックするだけでポイントタウンを経由した事になり、ポイントが貯まるのです。
ポイントタウンは、ちょびリッチ同様、外食案件、商品モニター案件がありますし、楽天銀行やAmazonギフト券への最低換金額が100円からという、最低換金額の低さはポイントサイトの中でもピカイチです。
コンテンツ・機能が充実し、ポイントの取りこぼしもない、ANAマイルへの交換ルートも簡単、これ1つだけで全てをカバーできる非常に優秀なポイントサイトです。いくつもポイントサイトをハシゴしたくない人にはおすすめです。
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ハピタスからANAマイルへの交換ルート
ハピタス(1.0)→PeX(1.0)→三井住友ワールドプレゼント(1.0)→Gポイント(1.0)→LINEポイント(1.0)→メトロポイント(ソラチカ)(0.9)→ANAマイル(0.81)
ハピタスは直接Gポイントに交換できないので、一番高い交換率でANAマイルに換えるには、上のようなかなり複雑なルートになってしまいます。そこまで手間はかけたくないという方には、少し交換率は下がりますが、以下のルートがおすすめです。
ハピタス(1.0)→PeX(1.0)→LINEポイント(0.909)→メトロポイント(ソラチカ)(0.8181)→ANAマイル(0.73629)
どちらのルートでも、PeXは中継用サイトとして登録必須です。
- 1ポイントの価値: 1円
- ポイント有効期限: 条件つき無期限(最終ログインから1年間)
- 交換手数料: なし
ハピタスもポイントタウン同様、紹介制度に定評があり、多くの陸マイラーに支持されています。ハピタスの紹介制度「ハピ友」は、自分が紹介したハピ友がハピタスでポイントを貯めると、その10%~40%が、ハピタスから紹介者である自分にも付与されます。
しかも、そのポイントはハピ友の取り分から徴収されるわけではないので、後ろめたさはありませんし、他のポイントサイトの紹介制度と違い、対象外になる案件もありません。ハピ友がポイントを稼ぎ続ける限り、何もしなくても自動的にポイントが入ってき続けるのです。
ただ、ハピタスには、「交換上限が毎月3万ポイントまで」という条件がありますので、いくらたくさんハピ友がいて大量ポイントが入ってきても、全てをマイルに還元はできないことをご留意ください。
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ちょびリッチからANAマイルへの交換ルート
ちょびリッチ(1.0)→Gポイント(1.0)→LINEポイント(1.0)→メトロポイント(ソラチカ)(0.9)→ANAマイル(0.81)
- 1ポイントの価値: 0.5円(2ポイント=1円)
- ポイント有効期限: 条件つき無期限(最後のポイント獲得日から1年間)
- 交換手数料: なし
ちょびリッチはクレジットカード案件に強いサイトです。GetMoney!をライバル視しているのかわかりませんが、GetMoney!の獲得ポイントがちょびリッチより上回っていれば、数日中にはそれ以上のポイントに変わっているということがよくあります。
また、ちょびリッチには外食案件、商品モニター案件があります。コンスタントに大量マイルが獲得できるので、このサービスが入ったポイントサイトは非常に重要です。トップ画面の「モニターで貯める」から利用できます。
あと、カスタマーサービスはしっかりしています。以前、ポイント付与に関して交渉することがあり、広告主に確認してもらう必要があったので、結果が出るまで結構時間がかかったのですが、最後まで丁寧に対応していただきました。改めて、信頼できるポイントサイトだなと感じました。
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GetMoney!からANAマイルへの交換ルート
GetMoney!(1.0)→Gポイント(1.0)→LINEポイント(1.0)→メトロポイント(ソラチカ)(0.9)→ANAマイル(0.81)
- 1ポイントの価値: 0.1円(10ポイント=1円)
- ポイント有効期限:条件つき無期限(最後のポイント獲得日6か月)
- 交換手数料: なし
GetMoney!は、ちょびリッチ同様クレジットカード案件に強いサイトです。注意しておくべきことは、初めてのポイント交換は「現金にしか換えられない」ということです。うっかり高額案件を最初にしてしまうと、全て現金にするしかなくなってしまいます。最初は、最低交換額の5,000ポイント(500円)を少し超える程度の案件をこなして、現金化してしまいましょう。
また、メールマガジンがすごく多く、しかも解除するには退会するしかないという厄介な点がありますので、フリーメールなど普段使うアドレスとは別のアドレスで登録しましょう。
ちょっとクセはありますが、高額案件を多く持っていますので、ぜひ登録しておきたいサイトです。
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モッピーからANAマイルへの交換ルート
モッピー(1.0)→Gポイント(1.0)→LINEポイント(1.0)→メトロポイント(ソラチカ)(0.9)→ANAマイル(0.81)
少し還元率は落ちますが、もっと簡単な交換ルートもあります。
モッピー(1.0)→LINEポイント(0.909)→メトロポイント(ソラチカ)(0.8181)→ANAマイル(0.73629)
- 1ポイントの価値: 1円
- ポイント有効期限:条件つき無期限(最後のポイント獲得日から6か月)
- 交換手数料: なし
会員数最大級のサイト。スマホに特化していて、スマホ案件が得意です。スマホコンテンツは非常に豊富で、ポケモンGOやパズドラなどのアプリ課金は還元率も高く、ゲーム好きにはおすすめのポイントサイトです。
また、紹介制度も超優秀で、1人紹介すると300ポイント(300円)獲得でき、さらに紹介した会員が獲得したポイントの5~100%が紹介者にももらえます。
モッピーもポイントタウン同様、ツールバー機能を導入していますので、経由もれの心配もありません。
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ポイントインカムからANAマイルへの交換ルート
ポイントインカム(1.0)→ドットマネー(1.0)→TOKYUポイント(1.0)→ANAマイル(0.75)
- 1ポイントの価値:0.1円(10ポイント=1円)
- ポイント有効期限:条件つき無期限(最後のログインから6か月)
- 交換手数料: なし
ポイントインカムは、ショッピング・広告利用の還元率が高いことに定評のあるポイントサイトです。クレジットカード発行も高還元で、なかなか優秀です。
また、ちょびリッチやポイントタウン同様、外食案件、商品モニター案件があります。トップ画面の「トクモニ」が外食案件、商品モニター案件になります。
そして、何よりの特徴が「会員ステータス」制度です。獲得ポイントにより、「一般会員」「シルバー会員」「ゴールド会員」「プラチナ会員」とステータスが上がり、サービス利用で追加されるポイントにランクに応じたボーナスポイントが加算されます。
この制度のすごいところは、一度獲得したステータスは永久に下がることがないことです。最高ランクの「プラチナ会員」になるには、100,000pt以上の獲得が必要ですが、1万円相当のポイントなら、クレジットカード案件ですぐに実現できるレベルですので、早めに到達しておくとお得です。
現在、LINEルートではポイントインカムからANAマイルへの交換はできません。一番良いルートはTOKYUルートになります。
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ポイント交換ルート一覧表
各ポイントサイトのポイントをANAマイルに交換するまでのルートを一覧にしました。
まずは、一番交換率の高いLINEポイントルートの一覧です。モッピーとハピタスはショートカット版(ピンクの矢印)も載せています。
TOKYUルートやnimocaを利用できる方はこちらの一覧もご参考にしてください。
おまけで、ANAワイドゴールドカードのワールドプレゼントの交換ルートのまとめです。ボーナスポイントはLINEポイント経由で交換するのが一番お得です。
まとめ
以上が私が利用している、安心して使えるポイントサイトです。いくつか登録しておいて、一番お得なサイトをその都度選ぶのもよし、メインのポイントサイトを決めて、集中してポイントを貯めるのもよし、自分に合ったポイントサイトの活用法を見つけてくださいね。